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SAI DIARY
阪大歯学部忘年会
2014年12月2日15年目?の忘年会です。
席順を間違えた?のか、延々と咬合について語り合う羽目に(^0^)
口頭試問か!と思わず突っ込まれるほど白熱した咬合理論でした。とはいえ、そういう友人を私は本当に大切に思っているんです。セミナーってレベルが高くなるほど、受講料も高額です。
開業して、経費でセミナーに行ける様になった時、とてもうれしく思ったものです。
実習付きだと100万円は普通に超えたりするんですよ。そういうセミナーを受けるとき、新幹線で指定席乗ってたら、他の先生がみんなグリーン車で、そんなものなのかとグリーン車に乗ってたら、この前、太ってる先輩に「その体型でグリーン必要?」と聞かれ、またもや指定席に戻った次第です。
話がずれましたが、つまり、その咬合論を学ぶには、いろんな労力が必要なわけで、それを熱く語ってもらっただけで、ずいぶん情報が入手できるのだから、旧友は貴重です。
矯正と咬合と顎関節、切っても切り離せません。それでも、咬合と顎関節は無関係と言い切る学派も、顎関節症は咬合が原因と言い切る学派もあるんです。
基礎系と違って臨床系の研究は、エビデンスがはっきりしないものが多いように思います。
生体に同時に二つ治療は出来ない・・・卒後、最初に心に響いた言葉です。実験室なら二匹のマウスにそれぞれ違う治療で経過をみることができますが、患者さんには実験をすることがもちろん出来ません。
どんなに熱い理論をしても、結論は決まらず、最終的に6人で飲みながら、最も堅実な同期が「10年後、どうなったか聞かせてよ」と言ったので、笑ってしまいました。
引き返せない治療は、慎重にしなくてはね。