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SAI DIARY
学童期の矯正治療について
2021年1月15日そもそもは、審美歯科で開業させていただいたのですが、今では、矯正治療が非常に多くなりました。
中でも、子どもさんの歯科矯正が増えて、小児歯科のような日もあります。
子どもが苦手だったのに、どうしてこんなにチビッ子の治療をすることになったのかなと考えると、
究極の審美歯科は、
子どもの間に骨格を整えて、大体で良いので歯並びを整えて、生えたての永久歯にせっせとフッ素を塗り込んでピカピカツルツルに磨き上げ、言うことを半分くらいしか聞かないけれど、何度もハミガキを教えて虫歯にさせないこと
なのかもしれません。
当院では、骨格を整えることを重要視しています。
そして、恩師から言われた「お金をもらって治療する限りは、きちんと成功させること。うまくいくかどうか分からないような治療は、行わないこと」を大切にしています。
CTを使用することで、骨格を把握することができます。鼻腔の通りも、気道の体積も分かります。
歯列不正の多くは、顎の骨が小さい・鼻で息が出来ていないことが原因です。
呼吸器系を整えておかないと、しっかりと酸素を取り込むことができません。小さな子どもでも、鼻が詰まれば、夜間に安眠できず、疲れやすくなり、集中力が落ちたり、喘息などの疾患リスクも上がります。
大人であれば睡眠時無呼吸症候群や、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが上がります。
しっかりと鼻で息をしてもらうために、学童期だからこそ、できる治療があります。
上顎の正中口蓋縫合を、ゆっくりと拡大して、広げていきます。
急速拡大ではなく、生理的成長に合わせて、ゆっくりと拡大するのが特徴です。
歯の傾斜移動ではなく、歯の角度を変えずに拡大していることが、とても大切です。
床矯正では、なかなか難しいことを、確実に行います。
鼻炎で鼻呼吸できない場合、近隣の北野病院の耳鼻咽喉科に紹介して、ファイバースコープで検査をして頂き、投薬治療を同時に行うこともあります。
拡大が始まると、鼻の中が良くなって、耳鼻科の先生がびっくりして下さいます。
夜、いびきをかかなくなって、ぐっすり眠れていますと、保護者の方から報告があると、とても嬉しい気持ちになります。
この装置は、本人には絶対に外せないので、失敗がないのが、最大のメリットです。
そして、痛くもないので、子どもからのクレームはありません。
この写真のケースも、非抜歯で治療が可能です。
骨格治療は、30万円です。適応年齢は、9~12歳くらいです。できれば、乳歯が残っている年齢が、垂直的にも治療を同時進行しやすいです。
歯の捻転や位置異常には、ブラケットの治療費が必要になります。矯正治療費の上限は60万円になります。