月別アーカイブ
- 2024年12月
- 2024年9月
- 2024年6月
- 2024年4月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年1月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年4月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年8月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年3月
- 2019年11月
- 2019年9月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年7月
- 2018年4月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年3月
- 2017年1月
- 2016年10月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
SAI DIARY
第一大臼歯はどこにあるべきか
2014年12月2日この前の忘年会で、友人が熱く語った咬合について。
第一大臼歯の位置をどう決めるか?
当院は、梅田という立地と私が進めていきたい方向が関係するのか、無歯顎いわゆる上下総入れ歯という人が一人もいません。
おそらくこれは、奇跡な?歯科医院ですね。
従って、6番目の歯の位置は、私が決めることではなく、もう決まっているのですが、友人の診療所は総入れ歯の患者さんがワンサカ来ると言うのです。入れ歯は究極の審美とも言うのですが、配列は全て医師に委ねられている。
となると、大臼歯の位置はどうやって決めるのか難しい問題だし、顎の位置を決めるのも医者の仕事ですね。だって歯がないのですから。何を基準にするかと言うと、おそらくここで顎関節が関係してくるのでしょう。
こっちは、歯があるのでむしろそこは動かせないし、その場所では困るんだとなると、部分矯正になります。矯正は保険がききませんから、どれもこれも理想とはいきません。矯正を望む人は、もちろん歯があるから並びに悩むわけです。前歯が無いのに矯正したいなんて言われたことありませんから。
となると、その前歯はどのくらい出て欲しい、引っ込んで欲しい。どれくらい見えたら笑ったとき素敵なのかとか、そういう方向から攻めて行き、配列するのですね。
顎関節症の人が矯正した人が多いというデータは全く存在していないので、友人の言う現代の矯正が顎関節症を生むという説は否定されるかなと思います。
でも、変な顎位に誘導するともちろん症状がでるので、矯正が、入れ歯が、かぶせ物がっていう話ではなくて、ちゃんと噛み合わせを考えようということですね。
70歳オーバーの歯科医が投稿で、熱膨張率の話があって、詰め物すると、ご飯食べるたびに温度差で、詰めてるものと、セメント、歯のそれぞれが別々の膨張率を示すので、必ず境目に隙間が出来てきてやり直す羽目になる。
まぁ膨張率が似ているセラミックが一番ましかなという経験談を書いておられた。
なるほど、アイスクリームから熱々のスープまで毎日毎日、温度差にさらされているわけだから、異素材は亀裂が入りますね。
歯医者の一番大切な仕事は何かと考えてみたら、「患者さんが歯を徹底的に磨くことが何よりも予防に繋がると知ること」かなと。保険点数低いとか、医療費削減反対とか、いろいろ叫ぶけど、大切なのは自分の歯を自分で磨くことを教えること。
虫歯や入れ歯になったら、患者さん自身もライフスタイル変えないといけませんよ~。