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SAI DIARY
アレルギーの危険性があるメタルボンドって・・・
2015年3月9日花粉症の季節ですね。
職業柄、皮膚に湿疹がある患者さんを診ると、どうしても金属アレルギーのことを心配してしまいます。
歯科の金属は、もちろん最低限の安全は保障されているのですが、微量とは言え、様々な金属が混ざっている合金です。
金、パラジウム、銀、銅、亜鉛、イリジウム、スズ、アルミニウム、ニッケル、インジウム、ガリウムなどが入っています。
本来、虫歯にならなければ入れなくて良いものなのに、あまりにも安易に金属を口の中に入れてしまっているので、
自分の歯の大切さと共に素材にも気を使って欲しいと思います。
そんな中、お取引のない技工所さんから、非常に安価な陶材焼付鋳造冠、通称メタルボンドの案内がありました。
使用金属をコバルト、クロムにすることで、金属代が無料で「白くて強い歯」というキャッチフレーズです。
ん?コバルト?クロム?アレルギーの危険性が高いよね?
見た目の為に、そんな金属選ぶ人いるの?
安い白い歯には、こんな怖い仕掛けもあるわけで、メニューに入れようかと思ったけれど、アレルギー発症させてしまったら、取り返しの付かないことになるし、数万円の節約の為にそのような選択をして欲しくないので、これを入れることはないと思った次第です。
歯は大切、健康はもっと大切