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SAI DIARY

2023年GW休暇について

2023年3月23日

ゴールデンウィークは4月28日金曜日から5月5日金曜日まで、8日間お休みいたします

4月26日は水曜日ですが、診療いたしますので、よろしくお願いします

 

他院で入っているブリッジのやり変え症例のご紹介です。

今までの治療で噛み合わせが下がってしまっていて、上の前歯の角度が急になっています。

あまり角度がきついと、歯根に負担がかかり、歯根破折や歯周病のリスクが上がるので

咬合高径を上げて、歯を少し中へ入れました。

ホワイトニングも頑張って下さったので、全体的に明るい色で作り替えが出来ました。

前歯のように目立つ場所を再治療する際は、これから20年ほど使うことになるので

奥歯のやり変えも視野に入れて、きれいな口元をご提案したいと思います。

2022年12月27日から2023年1月5日までお休みをいたします

 

あっという間に2022年の冬がやってきましたね

来年はウサギ年ですが、私は年女なのです

抱負を語らなくてはいけません(^^)

現役である限り、新しい技術を学びたいと思います

 

歯科は、実は細かな専門分野があります

おそらくどのドクターも、得意分野があり、一部の先生は深く深く掘り下げて

治療を行っています

その先生から話を聞くと、めちゃくちゃ楽しいんですよね

毎日、試行錯誤を繰り返し、ベストアンサー的な方法を見出していてそれを

語ってくださって、聞いただけですぐにマネできるのです

話を聞いて、「そんなに便利なら買っちゃお」となって日々の診療の質が上がると

心の中で「わーい!」って思っているのです

 

来年も、新しくて検証済みの治療法を取り入れながら、美しい仕事を

していきたいと思います

彩デンタルスタジオ 玉置彩

最近、インスタに矯正ばかりアップしていて、HPブログがご無沙汰していたので、インプラントについて書きます

なんとなく、インスタにレントゲン写真載せても地味ですからねぇ

 

 

上顎に5本埋入しています。骨がもうギリギリで、サイナスリフトすれば良いのですが予算オーバーしてしまうので。

サージカルガイドで残存骨を攻めています。

 

こんな感じで、骨の真ん中に綺麗に入ります。

歯が入るのは半年後になるので、来年にこの続きを書こうと思います

CTと連動して設計できるのが素晴らしいですね

矯正もインプラントも3Dデータのおかげで飛躍的に精度が上がり治療する側の我々歯科医師も恩恵を受けています

昔は、ドキドキしたのですが、今は「大丈夫」と自信を持って骨に穴を開けることが出来ます

 

祝・17周年

2022年8月29日

昨日、誕生日を迎えまして、開業17周年となりました。

47本の黄色いバラと、患者様からお花のバスケットをいただきました。

10年目を超えた時、診療スタイルも安定してもう大丈夫だとホッとしましたが、

それからあっという間に7年が経ってしまいました。

若い頃はどの分野もまんべんなく学ぶように心掛けてチャレンジしてきましたが

もう歯科医師人生の後半戦に入り、好きな分野を深く掘り下げて治療をしていきたいと

思っています。

可能な限り歯は綺麗じゃないと嫌だし、それを維持してくれないとガッカリ・・・

そんなことを思いながらこの一年も頑張って参ります。

これからもよろしくお願いします。

玉置彩

 

8月10から17日までお盆休みになります。

皆さまも良い休日をお過ごしください

 

最近は、インスタばかりに投稿して、ブログ更新をしていなかったので、少し大きな症例を。

50代女性です。

上顎が全てグラグラで総入れ歯になりそうでした。予算の上限もありましたので、

インプラントでの修復と入れ歯の併用を想定しました。

ただ、まだお若いしおしゃれな方でもあったので、旅行先で夜、入れ歯を外して寝る時、

お友達とのランチで入れ歯の具合を気にする・・・のは少し辛いのではないかと

思いまして、なんとか前歯を残せないかと、まずは歯周治療に専念しました。

予想以上に復活したので、とりあえず前歯は保険のブリッジをいれ、奥歯はインプラント

の準備を始めました。上は削る前のお写真。

シミュレーションでは

上顎に合計5本です。下顎は2本すでに埋入済で、入れ歯とはお別れしています。

まぁ、本当に骨が無くて。サイナスリフトのような大きな手術はしたくないという

患者さんの希望もあり、ソケットリフトで対応できる範囲で設計を立てました。

このように、1本ずつ、角度や位置を決めていきます。

5本中3本が、上顎洞に当たってしまうので、上顎洞底を持ち上げることになります。

それでも、何ミリは確実に骨があるということが事前に分かるので、思いがけないミスを

防ぐことができます。

上顎に4本しか歯がないので、自分がどこに埋入しようとしているのか良く分からなく

なるのですが、ガイドを使えば、予定通りの位置に埋入できます。

こんな感じで上がってきました。

ここまで準備して、手術に挑むと、完璧にやり遂げようという気持ちになります。

まぁ、患者さんは今の入れ歯でも結構満足しちゃっているようで、なんでも食べられると

おっしゃっています。ちょっと逃げ出したい気分にもなりますね(^^)

GWのお知らせを失念しておりました。

今年は4月29日から5月5日までのお休みを頂戴いたします。

 

20代30代は色々なことを頭の中にメモ出来ていたのに、40代に入って

「私はバカになってきている」と感じることが増えました。

分析・診断・紹介状・治療スケジュールなど、毎日増え続けるので

チェックリストを携帯に入れて、順にこなしている日々です。

CTの導入でデータ量が飛躍的に増加し、分析するべき項目も増えました。

一方で、意外と治療自体は器械ができるようになってはいなくて、より一層

自分の神経を使う事が増えているように思います。

 

一言で言いますと、「疲れているのでGWで休息を取らないと倒れそう」

そして、玉置が何か忘れていたら、遠慮なく教えていただけますでしょうか

頭のメモリが不足しています(^^)

 

皆様も楽しいGWをお過ごしください

 

玉置彩

歯根連動セットアップ付きフルデジタルインダイレクトボンディングシステムのご紹介です。

とても素晴らしい技術の進歩なのですが、歯医者ではない一般の人には、???かもしれません。

歯は、骨があってこそ、役割を果たす体のパーツです。
綺麗に並べるだけでなく、骨の形に合わせて、最善の配列をすることが、

超高齢化社会で歯を残すために重要です。

骨の中の状況を確認しながら、矯正治療を行います。

そして、更に大切なことは「どこにブラケットを付けるのか?」

普通の矯正を「ダイレクトボンディング」と言います。

歯科医師が直接歯にブラケットをセメントで付けています。

ブラケットには、角度が組み込まれていて、歯の種類ごとに既製のブラケットが作られています。

ところが、100人いたら、100種類の歯の形があるので、微妙に合わないのですね。

微妙に合わないですが、だいたい合っているのが既製品です。

人生で一度しか経験しない矯正治療で、「大体よりもなるべく完璧」を目指すのは当たり前だと思うので

大人の矯正は、「インダイレクトボンディング」を採用しています。

この「インダイレクトボンディング」とは、事前にブラケットをオーダーメイドで作製してから

合着することを言います。

普通の矯正よりも、幾分費用は掛かりますが、私の取り分は少し少なくなるように

金額を設定しています(^^)

技工料に差額分以上が掛かっています。

それでも、トラブルがほぼ発生しないことと、何度もブラケットを付けなおしたりしなくて済むこと

仕上がりは現時点で最善であることを加味すると、「インダイレクトボンディング矯正」が

良いです。

そして、どうしても私が歯根の位置を見たいという気持ちがあります。

変な位置の歯も、どうやって動かそうかと事前に色々、模索できます。

前歯の角度も骨の中に入るように設計できますから、極めて安全です。

審美歯科が専門ですが、「歯だけが人生ではない」「見た目でその人の価値は決まらない」です。

人生の最後まで食べたいものが咬める歯を残して上げたいし、自分の歯が自慢で

笑っていて欲しいと、どの歯科医師も思っていることと思います。

昨今、変な矯正も増えていて、やり直しの相談も増えています。

しっかりと話を聞いてから、矯正は始めてくださいね。

セカンドオピニオンでもお気軽にお問い合わせください。

 

上顎急速拡大や緩徐拡大は、成人では出来なかったのですが、矯正用アンカースクリューを使って安全に効果的に行えるようになっています。

矯正用アンカースクリューは、TAD(テンポラリーアンカーデバイス)ともいいます。

一次的に骨内に埋めて、固定源として使います。

今では、矯正の患者さんにほぼ使う必須アイテムです。

初診時です。

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治療中の様子

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最初の上顎

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急速拡大装置とTAD埋入

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上顎拡大後のリンガル矯正の経過

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下顎の最初

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リンガル矯正中

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口腔内が広がっていくのが、良く分かると思います。

舌のスペースが確保されますし、呼吸器系にも良い効果があり、無呼吸症候群の予防にも繋がります。